ことわざクイズに挑戦!似た意味のことわざを選ぶ、4択問題です。
今回は「猿も木から落ちる」「のれんに腕押し」「弱り目にたたり目」「塵も積もれば山となる」「蛙の子は蛙」「問屋のただいま」「渡る世間に鬼はない」「絵にかいた餅」「雨だれ石を穿つ」「三つ子の魂百まで」などのことわざと、似た意味のことわざを選んでもらいます。
それではチャレンジしてみましょう。
ことわざクイズ 問題1
次のことわざと似た意味のことわざは?
ことわざクイズ 問題1の答え・解説
ことわざクイズ 問題1の答え一覧です。
Q1 猿も木から落ちる
⇒ 天狗の飛び損ない
Q2 のれんに腕押し
⇒ 豆腐にかすがい
Q3 弱り目にたたり目
⇒ 泣き面に蜂
Q4 塵も積もれば山となる
⇒ 石の上にも三年
Q5 蛙の子は蛙
⇒ 瓜の蔓になすびはならぬ
Q6 問屋のただいま
⇒ 紺屋の明後日
Q7 渡る世間に鬼はない
⇒ 捨てる神あれば拾う神あり
Q8 絵にかいた餅
⇒ 捕らぬ狸の皮算用
Q9 雨だれ石を穿つ
⇒ 石の上にも三年
Q10 三つ子の魂百まで
⇒ 雀百まで踊り忘れず
「猿も木から落ちる」「天狗の飛び損ない」は名人でも失敗することを意味します。「河童の川流れ」「弘法も筆の誤り」も同様の意味です。
「のれんに腕押し」「豆腐にかすがい」は手ごたえのないことを意味します。かすがいはコの字型の釘のことです。
なお「柳に風」は風に逆らわずなびく柳のように、逆らわず受け流すことを意味します。
「弱り目にたたり目」「泣き面に蜂/泣きっ面に蜂」は不幸が重なって起きることを意味します。
「塵も積もれば山となる」は塵のような小さなものでも積もり積もれば山になることから、小さなことをコツコツ続けて大きなことが成し遂げられることや、悪い行いは小さなことでも積もり積もると大事になってしまうことを表します。
「石の上にも三年」も石の上に3年も座っていれば温まることから、同様の意味になります。
「塵も…」を略して「チリツモ」とも言われます。
「蛙の子は蛙」「瓜の蔓になすびはならぬ」はどちらも平凡な親からは平凡な子しか生まれないことを意味します。「蛙の子は蛙」は本来褒め言葉で使うものではないですが、一般には「親が非凡なら子も非凡」の意味で褒め言葉で使われています。
「問屋(といや)のただいま」「紺屋の明後日」はいずれも約束の期日があてにならないことを意味します。
「渡る世間に鬼はない/渡る世間に鬼はなし」は世の中は悪い人ばかりではなく、慈悲深い人もいることを表します。
ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」はこのことわざをもじったものでしょう。(ドラマのタイトルの方がことわざと誤解されてたこともあったとか、なかったとか…)
「絵にかいた餅」は絵にかいた餅のように、実際には役に立たないことを意味します。
「捕らぬ狸の皮算用」は捕まえてもいない狸の皮算用をしていることから、まだ計画しているだけで実現していないのにあてにすることを意味します。
「砂上の楼閣」「机上の空論」も似たような意味です。
「雨だれ石を穿(うが)つ」は小さな雫でもポツポツと石の上にずっと落ちていれば、石に穴が開くことから、小さな努力もコツコツ続ければ最後には成功できることを意味します。「点滴石を穿つ」も同じ意味で、点滴穿石(てんてきせんせき)という四字熟語もあります。
「三つ子の魂百まで」は三歳のこの魂(心、性質)は百歳まで続くという意味で、子どもの頃の性質は大人になっても変わらないことを意味します。