漢字の読みクイズに挑戦!今回は送り仮名のある漢字です。中級はちょっと難しい漢字も出題されています。
弁える、拐かす、俄かに、悖る、窮める、蠢く、俟つ、耽る、蒙るの読み方を答えてもらいます。
それではクイズにチャレンジしてみましょう。
漢字の読みクイズ問題12(中級)
次の漢字の読みは?
漢字の読みクイズ問題12(中級)の答え・解説
漢字の読みクイズ 問題12の正解一覧はこちらです。
Q1 弁える
⇒ わきま(える)
Q2 拐かす
⇒ かどわ(かす)
Q3 俄かに
⇒ にわ(かに)
Q4 悖る
⇒ もと(る)
Q5 窮める
⇒ きわ(める)
Q6 掠める
⇒ かす(める)
Q7 蠢く
⇒ うごめ(く)
Q8 俟つ
⇒ ま(つ)
Q9 耽る
⇒ ふけ(る)
Q10 蒙る
⇒ こうむ(る)
弁(わきま)えるとは物事や善悪の区別をすること、人として当たり前のことをわかっていることなどを意味します。前者の意味で「善悪を弁える」、後者の意味で「礼儀を弁える」などと言います。
拐(かどわ)かすとは人をだましたり、力ずくで連れ去ることを意味します。誘拐(ゆうかい)にも「拐」の字が使われています。勾引かすとも書きます。
俄(にわ)かには突然、すぐにという意味です。「俄かには信じ難い」はすぐには信じられないことを表しています。
悖(もと)るは戻るとも書き、道理に背く、ねじ曲がる、ゆがめるという意味があります。
窮(きわ)めるは良い意味でも悪い意味でも使われ、限界まで達することを表します。究める、極めるという語もありますが、学問や技芸などを窮めるときは「究める」、勢いなどを限界まで窮めるとき「栄華を極める」「困窮を極める」と書きます。
掠(かす)めるはすばやく盗んだりわからないようにこっそり何かをすること、すれすれに通り過ぎること、思いが現れるがすぐに消えることなどを意味します。「財布を掠める」「目を掠める」「不安が掠める」などと使います。
蠢(うごめ)くは虫のようにもぞもぞ動くことです。虫に対しても使いますが、「都会に蠢く人間たち」と人に対しても使います。
俟(ま)つは頼りにする、期待するという意味があり、「言うまでもない」を「言(げん)を俟つまでもない」と表すことがあります。
耽(ふけ)るとは何かに夢中になることで、「読書に耽る」「物思いに耽る」と言ったりします。
蒙(こうむ)るは「こうぶる」とも読み、他人から行為や恩恵をもらうこと、災いを受けること、頭からかぶることを意味します。「御免蒙る」は相手の許しを得るとき、その場から退出するとき、嫌なので断るときにも使われます。